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  • 執筆者の写真FRENSスタッフ

大きな出来事が起きた後について ―新型コロナウイルス感染収束後の不安―


 こんにちは!FRENSのまさしです。


 延長になった緊急事態宣言も終わり,他県への移動も,注意した上で許されるようになりましたね。まだまだ安心できる状況とは言えないですが,それでも活動範囲が広まったように僕は最近感じてきました。


 今日は新型コロナウイルス感染収束後の不安について書きたいと思います。

これまでの災害等の知識をもとに予測して2つ書きます。そのためこの内容が全て今回の新型コロナウイルス感染に当てはまるとは限りません。ただ伝えておいて損することはないと思ってます。


 ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです。




① ネガティヴな思考・精神的な病気


 みなさん自粛生活はいかがだったでしょうか。慣れてきた人もいたと聞いていますが,ずっと家にいてうつうつとした気分になった人も多くいると思います。元どおりの生活に戻ってもこのうつうつとした気分が続く,ということがあります。


 反対に,元どおりの生活になってから気分が不安定になる人もいます。今までずっと家にいたから外での多忙さに耐えられなくなったり,生活リズムが少し変わったせいで予定通りの時間に起きることがしんどかったり…。


 それらが全て精神的な病気につながるとは限りません。ただPTSD(心的外傷後ストレス障害)という病気が,衝撃的な出来事の後によく心配されます。戦争から帰ってきた人たちが不眠やフラッシュバック(過去の出来事を急に思い出すこと),刺激に敏感になる等の不調を訴えたことで発見された病気で,常に神経を張り巡らすような状況にいると,そのような症状があらわれるようです。



 今回の状況も遠くはないと思います。不安で常にニュースを見ていたり,身近に感染者がいると「自分もかかっているんじゃないか」と心配になったり…。新型コロナウイルス感染収束後もこの病気が心配されそうです。


自分でできる対策がいくつかあります。

・マッサージやストレッチ等リラックスできる方法を身につけたり,

・生活リズムだけは一定にしたり,


 予防できることも多いです。覚えておくだけでも役立つと思います。

 また,もし引っかかるようなことがあったら周りの人や病院などに相談してみるのも良いでしょう。



②陽性患者・医療従事者への差別・偏見


 一番最近で思い出せるのは東日本大震災のときの原発事故による風評被害ですね。もう11年前のことなので知らない人もいるかもしれませんが,原発周辺に住んでいる人やそこで育った食物は,“放射線に汚染されているから”と差別・偏見にあってきました。実際には安全が保障されていた場合もあったので,とんでもない問題です。


 今回の新型コロナウイルス関係でもすでに似たようなニュースをいくつか耳にしています。陽性患者が他の人に悪口を言われたり,医療従事者やその家族が仲間外れにあったり…。ウイルスは人間にとって問題ですが,その人たちには何にも問題はありません。



 大事なことは,正しい知識を得て,ともに生きる方法を考えることです。

 

 ネット社会の現代では正しい知識を得ることがなかなか難しいですし,不安をどこにぶつけて良いかわからない場合もあると思いますが,人間同士が敵になる理由はどこにもありません。みんなで一緒にこれからを生きていきましょう。

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