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  • 執筆者の写真FRENSスタッフ

新型コロナウイルス感染拡大を受けて―心が危険になったときに覚えておいて欲しい3つのこと②+α―



こんにちは!FRENSのまさしです。


みなさんどのように過ごしていますか。僕は1ヶ月在宅勤務になりました…。今のところ困っていることはありませんが、家から自由に出られないことってこんなに辛いんだな、と感じています。

さて今日は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、僕がみなさんにお伝えできることを考えてきました。


以前、「心が危険になったときに覚えておいてほしい3つのこと」というのを書きました。覚えていますでしょうか。今日は新型コロナウイルスという「危険」にそって、改めてそれを振り返ってみたいと思います。順番は今回のコラムの流れに沿ってかえます。また、+αを加えたので、最後までご覧ください。



①まずは身体の安全を優先して行動すること

緊急事態宣言を出された都府県に限らず、人との接触が少ない自宅で過ごすことをすすめられているかと思います。


心の苦しみより命が優先です。命がなければ,これから楽しいこともできなくなります。


自分の命を守るために,「三密」と言われているところをできる限り避けてください。


②異常なことが起きた時に異常な言動をしてしまうことは当然のこと

例えば,


・「コロナをうつしてやるぞ!」といったおふざけ

・「人類は滅んでしまうかも!」と言ってしまうこと

・自宅の中で大きな声で叫んだりドタバタ動き回ること

・宿題を全くしなくなること

など


このような行為決して良いことではありません。特に一番上は,外でやってしまうと捕まることもあります。


ただ,そのような異常に思える言動をしたくなってしまう気持ちは,異常なことが起きているのだから分からなくはありません。


“なんとかおちゃらけて気を紛らわしたい”,“自分の不安と同じことを他の人も思っているのか確かめたい”,“落ち着かない,いつも通りの生活なんて無理”ということがその気持ちの裏にきっとあるからです。


その行為は認めません。ただ,そういう言動をしたくなってしまう気持ちは,当然だと思います。



③お話できる人には自分の思いを自由に表現すること

そのような異常な言動は,信頼できる人に自由に表現すると良いでしょう。家族やお友達,FRENSの電話相談でもかまいません。


「どうしても冗談言ってないと気が済まないから!」,「今自分の不安を話したい!」,「ちょっとだけ自由にさせて!」と伝えたあとに,言いたいこと,やりたいことをやってしまいましょう。


*保護者の皆様:

ある程度お子様に規則正しい生活を送っていただくことは大切ですが,お子様にもし,“なんか不思議なことしてる”,“これっていけないことではないか”って思った言動があった場合には無理をさせず,その言動を制止せず,『どうかしたの?』とその言動に寄り添って尋ねてみてください。


また,在宅勤務と子育ての両立等,自身が大変な状況の方もいらっしゃるかと思います。自分の時間,自分が気持ちを話せる場を作ることをお勧めします。難しいことかと思いますが,どうか無理をされないでください。


+α 情報収集に気をつける

身体,心に危険が起きている状態のときに気をつける+αのこととして,情報収集のことがあります。トイレットペーパーやティッシュがなくなるという誤った情報が流された結果,たくさんの紙製品がなくなったのはその典型的な例です。


不安になる噂に流されて,自分中心の行動をとってしまい,結果,自分にも他の人にもよくない状況になってしまうことは良くあることです。


特に最近はTwitter, LINEをはじめとするSNSで,単なる噂が広まりやすい状況にあります。確かな情報はだいたい国や世界的な施設から発信されます。あまりSNSの情報を信じすぎず,もし不安になったら本当にそのような情報が国や世界の施設で流れているか確かめてみましょう。専門用語が多く使われていることもあるので,分からなければ大人に聞いたり,一緒に見たりするのが良いかと思います。以下は僕がよく見ているものです。


・日本内閣官房・厚生労働省・世界保健機関(WHO)の情報

・山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信https://www.covid19-yamanaka.com

以上がお伝えしたかったことです。みんなで協力すればきっとまた元どおりの生活が送れると,僕は思っています。


どうかその日が来るまで,みなさん無事に過ごしてください。

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