
*少しシビアな内容になっちゃいました。できるだけふんわりとしましたが、読んでくれると嬉しいです。
こんにちは!まさしです。2ヶ月お休みさせてもらいました。
すみません…。左手骨折しました。初めての骨折でびっくりです。
まだ治ってないけど文字打ちはできるので、再開します。
さて、もうすぐ3月。みなさんにとって3月はどんなときですか?
僕は、”別れ”のイメージが強いですね。卒業、引っ越し、転勤・転校…。新たな出発のときでもあれば、辛い気持ちにもなったりし、少し複雑なときだな、と思います。
今日はそんな”別れ”にちなんだ心理学について紹介したいと思います。世の中いろんな”別れ”があると思います。卒業だけでなく、だれかが引っ越したり、亡くなったり、大切なものを失くしてしまったり…。だいたい辛いものでしょう。

私たちは、そのような辛さをどのように乗り越えていくのでしょうか。そのプロセスを、キューブラー・ロスという人が調べました。キューブラー・ロスは、死ぬような病気にかかり、今の自分と”別れ”ていかなければならない人が、どのようにその”別れ”を受け入れていくかを調べました。
①否認
まず、人は”別れ”を否認すると言われています。自分が死ぬのは嘘ではないか、あの人が遠くにいってしまうとかあり得ない、という気持ちになる人が多いようです。
②怒り
次に、”別れ”に怒りを感じます。なぜ自分が死ななければならないのか、どうしてお別れしなければならないのか、考えるようです。
③取引
そのあと、”別れ”が必要でなくなる方法を探します。取引というのは、治療をして自分の体に負担をかける代わりに死なずに済む方法を探したり、お金を払う代わりに厄払いをしたりするなど、自分の一部をささげる代わりに何かにすがることをさします。
④抑うつ
何をしてもあの人はいなくなってしまう、失くし物が見つからないことがわかると、一度、何もできない、抑うつという状態になります。ボーっとして、あまり考えがめぐらなくなるようです。
⑤受容
ボーっとする時間ができると、頭はリセットして、今の自分が何をできるか考え、”別れ”を受け入れる段階になります。新しい友達と関係を作ったり、”別れ”の時間までの生活を十分に楽しんだり。”別れ”を忘れるわけではないですが、それを踏まえて今の生活について考えることができるようになるそうです。

もちろん、誰もがこのプロセスを進んでいくわけではなかったり、ある一つの時期がとっても長かったりします。だから、必ずしも乗り越えられるわけではないのですが、多くの人は、それぞれの感情をしっかりと体験できていれば、受け入れていけるものです。もし、何かと”別れ”て辛かったときには、その気持ちを今はただ、大事にしてあげてください。
一人で抱えきれないときは、だれかにお話して、表現するのも良いと思います。
参考文献
エリザベス・キューブラー・ロス(著)・鈴木晶(訳) (2001). 死ぬ瞬間ー死とその過程について. 中公文庫.
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