FRENSスタッフ

2020年3月13日

LGBTの中高生がLGBTの友達や恋人をつくるには?

最終更新: 2020年3月24日

FRENS(ふれんず)のサムです。

「LGBTの友達がほしい」

「同性の恋人がほしい」

「性に関することで情報交換できる友達がほしい」

このように考えているひとは、年齢を問わず多くいるのではないかと思います。LGBTの場合、日常生活の中で同じような立場のひとと出会う機会がなかなか得られません。

ましてや、それが中高生だと、なおさらその機会を得づらいのではないでしょうか。

そこで今回は、中高生がLGBTの友達や恋人をつくるための手段をいくつかご紹介したいと思います。


<目次>

1.SNSやアプリを使う

2.交流会に参加する

3.LGBTのイベントに参加する

4.学生サークルに参加する(大学生になるまで我慢してみる)

5.まとめ


1.SNSやアプリを使う

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や、いわゆる「出会い系アプリ」などインターネットを使って友達や恋人を探すという方法です。

LGBTの交流会やイベントに参加するのは抵抗があるというひとにとっては、気軽に始められることではないでしょうか。

リスクもあるとはいえ、LGBTの友達や恋人をつくるには有効な手段であると言えるでしょう。

わたしも中高生の頃からSNSを使っていて、SNSを通じてできた友達も何人かいます。その友達のひとりから、結婚式の招待状をもらったこともあります(用事があって行けませんでしたが)。

ただ、やっぱり気をつけてほしいこともいくつかあります。詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

・LGBTの中高生が、アプリやSNSを使うときに気をつけてほしいこと

2.交流会に参加する

SNSやアプリを使うのには抵抗がある、1対1で会うのは怖いという場合、LGBT向けに開催されている交流会に参加してみるのはいかがでしょうか。

スタッフのひとが見守ってくれていたり、ほかの参加者さんたちもいたりするので、参加しやすいかもしれません。まずはみんなで話をしてみて、気の合いそうなひとがいたら、1対1で会ってみたり、連絡先を交換してみたりということも可能です。

10代や中高生に限定した交流会もあるので、チェックしてみてください。

LGBT交流会について、詳しくは下記のコラムを読んでみてください。

・LGBT交流会って何?参加するときにチェックしてほしいこと

3.イベントに参加する

パレードや「やっぱ愛ダホ」、LGBT映画祭など、LGBTに関するイベントが近くで開かれていれば、それに参加してみるというのもいいかもしれません。

そこで友達や恋人をつくるのは難しいとは思いますが、イベントのスタッフや参加者の方と知り合いになって、なにか必要な情報を直接得られるかもしれません。そこで出会ったひとや、得た情報がきっかけになって、LGBTの友達や恋人ができる可能性もあると思います。

このようなイベントに少しでも興味があれば、まずは参加してみてはいかがでしょうか。

4.学生サークルに参加する(大学生になるまで我慢してみる)

現在、少なくない大学にLGBTサークルが存在します。LGBTサークルの定義や活動内容は様々ですが、同じような立場、同じくらいの年代のひとたちが集う性質上、友達や恋人はつくりやすいと思います。

わたしも、いまいる友達の多くはLGBTサークルで出会ったひとたちです。

「大学生になるまで待ってられない!」というわけではないのだったら、ぜひオススメしたいです。

あなたが在籍する大学にLGBTサークルがないとしても、近くの大学のサークルがインカレサークル(いろんな大学の学生の参加を受け容れているサークル)だという場合もあり得るので、まずはチェックしてみてください。

5.まとめ

LGBTの中高生が、LGBTの友達や恋人をつくるための方法をいくつかご紹介してきました。

中高生だと行動が制限されるであろうことから、あまり多くの方法は思いつきませんでしたが、それでもいくつかできることはあると思います。

無理をせず、あなたに合った方法を検討してみてください。

また、友達づくりや恋人探しを始め、様々な悩みや相談がある場合、FRENSでは毎週日曜に電話相談を行っていますので、ぜひ電話をかけてみてください。なにか力になれることがあるかもしれません。

・電話相談「フレンズライン」

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